気功的人間になりませんか

トッシィ

2009年05月12日 20:30

本日の紹介する本はこれです。

 気功的人間になりませんか 帯津 良一 (著)

目次
 はじめに  「気功的人間」とはスピリチャアルな人
 第一章  ガンと共生する気功的人間たち
 第二章  気功道場のある病院
 第三章  医療が大きく動きはじめた
 第四章  虚空につらなる気功的な生き方
 第五章  気功的人間への道 志と人相
 補章    新呼吸法「時空」に挑戦してみませんか

内容

気功を習い始めて、まだ5ヶ月ですが、気功の世界を
もっと知りたくてこの本を手にしました。
気功といえば、スピリチャアルな印象があり、非科学的なイメージですが、
著者は東京大学医学部を卒業し、現在はガン医療を専門とするお医者さんです。

著者は「気功的人間」というライフスタイルを提唱しています。
気功的人間といったい何か? 以下引用文

ガンからの回復プロセスに大きな役割を果たしているのは、手術、抗ガン剤、漢方薬などの治療だけでなく、心のあり方を含む生き方そのものです。では、どんな生き方が望ましいのかと問われたとき、私は一言で「気功的人間になりませんか」と答えるようになりました。ご存知のように、気功とは姿勢・呼吸・心を正す中国の伝統的な養生法です。ただ、私がいう気功的な生き方とは、一日中気功ばかりする生き方ではありません。 私はここであえて「気功的人間」というふうに「的」を入れています。いつでも気功をしているときのような心身の状態を保っている人、という意味を込めるためです。

著者は現代の西洋医学の限界を感じ、東洋医学や代替医療といった分野も
積極的に医療の現場へ取り入れていこうという考えを持っています。
そんな中で中国で気功に出会い、その可能性を感じ、著者の経営する病院では
気功や太極拳などの教室を患者さんへ提供しているようです。

感想

印象に残ったのが、イメージ療法と呼ばれる治療でした。
ガン患者がガン細胞を消滅させるイメージを頭で描くだけで、
実際にガンが消滅したり、健康状態が回復されたという事例が紹介されてました。
科学的な検証はまだ十分ではないようですが、今後の医療において選択肢が広がる
可能性に満ちた内容になっています。

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